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体験学習プログラム「ディズニー」と「学び」
ミッキー(小)「ディズニー」と「学び」
【はじめに】
映画、テレビ、テーマパークと、さまざまな形を通して世界中の人々に夢と感動を提供し続けたウォルト・ディズニー。彼の多彩な活動の中で一貫して大切にしてきたのは、積極的に未知の世界をたずね、自発的に学ぶことの楽しさを若い世代に伝えていくことでした。1983年にオープンした「東京ディズニーランド」、そして2001年オープンの「東京ディズニーシー」も、ウォルト・ディズニーの精神を受け継ぎ、来園された数多くの学校へディズニーのユニークな方法による体験学習の場を提供しています。
2005年には、パークに数多く存在する学習テーマの中から「ホスピタリティー」をテーマに、東京ディズニーリゾート体験学習プログラムを開発しました。このプログラムは、ディズニーならではのユニークな体験学習プログラムです。総合的な学習の時間は勿論、遠足、修学旅行など学校での入園の際、活用できる教材となるよう配慮されています。生徒のみなさんへのご指導の一助として、お使いくだされば幸いです。

 

【ディズニーランド創設に込められた思い。】
1928年、ミッキーマウスのハリウッド映画デビューをきっかけに華開いた「ディズニー」の世界。創始者であるウォルト・ディズニーは、白雪姫やシンデレラ、ピノキオなど、世界の名作童話を次々にスクリーンに蘇らせ、子どもから大人まで世界中の人々に感動を贈りつづけました。人や動物は勿論、植物や身の回りの物にまで、すべての登場人物に個性や感情を与え、美しい映像や音楽と共に語った楽しい物語。良いことばかりではなく、時には誰かに裏切られたり、失敗したりしながらも、そこから何かを学び取り、成長していく等身大の主人公たち。単なるドタバタ喜劇ではなく、そこには必ずストーリーがあり、メッセージが込められています。ここに、ディズニー作品が世代を超え、文化を超えて多くの人々に愛され続けてきた理由があります。

さらにウォルトは、そうした映画やアニメーションの二次元の世界を、私たちの住む三次元、つまり現実の世界で体験してもらおうと、壮大な構想に着手します。それがディズニーランドです。1953年、ウォルトはディズニーランドの基本理念を次のように語っています。
「ディズニーランドの構想はごく単純なものであり、それは、人に幸福と知識を与える場所である。親子が一緒に楽しめる所。お互いの仲間内で喜びを分かち合える所。教師と生徒が物事を理解したり学び取るためのより良い方法を見つける所。年配の人達は、過ぎ去った日々の郷愁にひたり、若い世代は未来の挑戦に思いを馳せる。ここには自然と人間が織り成す数々の不思議が私たちの目の前に広がる・・(中略)こうした夢と現実をディズニーランドはユニークな方法で再現し、それを勇気と感動の泉として世界の人々に贈るものである」

この壮大な理念を受け継ぎ創設された「東京ディズニーランド」そして、「東京ディズニーシー」。ウォルトの言葉通り、この2つのパークもまた、学ぶ楽しさや、愛や友情、思いやりといった、生きていく上で必要なことを凝縮して再現した場所です。あまりにも普通なことであるために、日常では忘れられがちな“大切な何か”を見つけることが出来る場所であると言い換えることも出来るでしょう。子どもたちの“生きる力”“自ら学ぶための力”を育てるという体験学習の大きな目的は、まさにディズニーのテーマパークの理念そのものなのです。

【学習の深化と学校入園で得る学び】
学ぶテーマが多く存在するということは、知識の蓄積が多く行われるということです。東京ディズニーリゾートには20種類を超える

職種があり、植栽、色彩、音楽、舞台演出など専門的な学びの要素がひしめき合っています。また、それらは「思いやりのあるサービス」によって包括され、その各々が子どもたちにとって最高の生きる力を刺激する学びのテーマとなります。その複数のテーマの中にいる子どもたちは、それぞれが関係ある無しに関わらず、影響し合います。まさに、この状況にいることが、知識の相互作用を誘発し、学習を深化していく場であるということが出来ます。

知識は一人で発見し、調べていくことでも蓄積されます。しかし、仲間同士のコミュニケーションを通すことで、自分では発見できなかったものが発見でき、知識はさらに深化をしていきます。個人や家族で来園する以上に、気の合った仲間がいる学校での来園(修学旅行や遠足)により、複数の学びのテーマはより深化を増していくことでしょう。



【むすびとして】
ディズニーのパークは「遊ぶ場所」であり、「学ぶ場所」ではないと思われがちですが、
ウォルト・ディズニーが求めたものは、「遊びながら学ぶ場」。自発的に遊び、遊びの中から発見し、学ぶ知恵を育てる場の提供です。体験学習という言葉も、東京ディズニーランドがオープンした1983年、ウォルト・ディズニーの言葉として翻訳されました。
何かを見て「不思議だな」と思う心、「そうだったのか」と疑問が解かれる瞬間、心の中に新しい知識の種が宿ります。その種を自らが調べ、答えを見つけていくことこそ、自主的な学びに繋がっていくのです。 学ぶ意欲は、楽しいと思う空間の中に数多く存在することをウォルト・ディズニーは知っていたのです。

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