私達キャストのゴールは 全てのゲストに『ハピネス』を提供する

学校名

東京都中野区立第二中学校

概要

東京ディズニーリゾートで学ぶホスピタリティ」と題して2007年8月17日(金)、オリエンタルランドが東京都中野区立第二中学校に出向いて事前学習のお手伝いをしました。教室は冷房が完備しているとは言え猛暑続きの毎日。でも生徒達は暑さにも負けずメモを取りながら、講演やビデオに興味深く聞き入っていました。同校2年生46人が任意で参加し、20日(月)にはパークで実際に“ホスピタリティ”に基づいた体験学習をする、学習の一環です。この体験学習会を通じ、「職業及び外国文化への理解を深める」ことが同校の目的。この日はより効果的な体験学習のために、学校担当の松本浩一課長が約1時間のビデオと講演、その後班別に観察・学習ポイントなどを話し合いました。

出前授業の様子 1

数多くのキャストが支えるパーク運営

冒頭に松本課長は「皆さんが将来、仕事を選ぶ時の役に立てばいいなと思い、東京ディズニーランド、東京ディズニーシーで働く人達がどんな気持ちで働いているのかお話します」とあいさつ。まずディズニーランド誕生の歴史と、創設者ウォルト・ディズニーの、あらゆる人々に「ハピネス」を提供する場にしたいという願いを、短時間にまとめたビデオを視聴しました。このW・ディズ二―の夢を形にしたのがディズニーランドです。
松本課長は「皆さんが毎日、暑くても学校に来て勉強しているのは、何のため?ゴールは何ですか?」と問いかけ。「皆さんがゴールに向かうのと同じように、私達キャストにもゴールがあります。全てのゲストに『ハピネス』を提供するという気持で、毎日を働いています。パークで遊びながら、そんなキャストの行動や対応にも、目を向けてください」。その理解のために知っておきたいいくつかのキーワードを、生徒の身近な例をあげながら説明しました。

出前授業の様子 2

“SCSE”がキャストの行動指針

東京ディズニーリゾートでの仕事を理解する上で、欠かせないキーワードが「SCSE」。キャストの一人ひとりが理解し守っている行動指針です。単なるルールブックやマニュアルではなく、「全てのゲストにハピネスを提供する」ために考えつくされた、東京ディズニーリゾートの“ホスピタリティ”を実現するための理念が、このたった4文字に凝縮されているのです。
Safty=安全性 Courtesy=礼儀正しさ(親しみ) Show=ショー(良質なショーの提供) Efficiency=効率
これらは特殊なことではなく、角度を変えて考えると、学校や社会のどこでも通じる「当たり前のこと」を言っているのですと松本課長。“働くこと”を生徒の日常生活に引き付けての説明なので、生徒にもよく理解出来たようでした。松本課長の話からいくつかの事例を次に紹介しましょう。

学校生活にも共通する“SCSE”

“SCSE”の優先順位は不動で、「SAFETY =安全性」が全てに優先されます。東京ディズニーリゾートで楽しんだのにケガをしたりトラブルに遭ったらゲストは「幸せだ」とは思えないのだから、これは当然です。それは学校に勉強しに来たのに、もしも教室が安全でなかったら、皆さんが落ち着いて勉強できないのと同じこと。学校に校則(ルール)があるのは、予測される危険やトラブルを回避するためです。これを守ることは、皆が安全で快適な学校生活をするための約束なのです。パークでも同じで、ゲストの安全と快適さを守るために、働くキャストもルールを守って働いています。
最後に「EFFICIENCY =効率」です。会社や目的を持った組織では「効率の良い仕事」、「効率よく働くこと」は当然のこと。効率よくするために「一人ひとりが自分の役割を果たす」、「チームワークを発揮する」、「ゲストに待ち時間を退屈させない工夫をする」などをキャストは心掛けています。皆さんが学校や家庭で言われていること…「時間を有効に使いなさい」、「決められた係の仕事は責任を持って」、「班で協力し合いましょう」などと全く同じです。
皆さんが将来どんな仕事についても、職場では効率やその成果が重視されます。今は先生や親の注意が「うるさい」と感じる人もいるかもしれませんが、将来の社会人として必要なことを今から練習しているのです。

班別に学習のポイントを話し合い

松本課長の話が終了後、生徒達は東京ディズニーランド・グループと東京ディズニーシー・グループに分かれ、さらに建物、ショー、植裁、アトラクション、言葉や表示などの学習ポイントを、班ごとに話し合い。何に重点を置いて体験学習するかの相談をしました。
最後に、パークで“遊びながら学ぶ”体験学習のために、松本課長は3つの提案を生徒たちに伝えました。

  1. 体験して感じたことを文章にしておこう!
    (後で進路に迷った時、読み返すと参考になる)
  2. 興味や疑問を感じた事は徹底的に調べよう!
    (そこから将来の職業につながるかもしれない)
  3. 良いと感じた事は真似よう!
    (笑顔、あいさつ、相手への思いやりなど、良いと思ったことを真似ていると自分のものになる)
出前授業の様子 3

講演日:2007年8月17日

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